ワンダーランド・なぎさ亭

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「熱中時代」が観たい〜っ!

<<   作成日時 : 2008/05/13 22:47   >>

トラックバック 0 / コメント 4

 水谷豊が再びブレイクしている。人気刑事ドラマ「相棒」の映画化によって、放送元のテレビ局が彼をあちこちに引っ張り出しているからであるが。

 水谷豊、大好きな俳優である。「傷だらけの天使」、NHKの「男たちの旅路」におけるバイプレーヤーぶりもさることながら、当時小学生だった僕としてはやはり「熱中時代」の北野広大先生である。いまだにものまねのネタにされるといえば北野先生役の水谷豊だから、やっぱりハマリ役だったとしかいいようがない。ものまね好きの学生時代の親友が校長先生役の船越英二(サスペンスの帝王、船越英一郎のお父さま)のものまねまで挿入してネタを練り上げていたのを思い出す。

 しかし、「熱中時代」は人気のあったドラマにしては再放送の頻度が低いように思う。「特捜最前線」などマニアの琴線に触れるドラマを再放送してくれるCS局“ファミリー劇場”でも流されたことはない。同じ日テレ系の松木ひろし脚本、石立鉄男主演のシリーズは放送してくれているのに。残念である。

 勝手に想像するに「熱中時代」の世界があまりにも理想郷で実際の教育現場とはかけ離れてしまい、局としても放送することにうそ寒さを感じてしまっているからではないだろうか。こんな先生いるわけない、現実はドラマとは違うという声を恐れているというのは穿った見方すぎるだろうか。中村雅俊や村野武範が教師役の青春ドラマみたいにスポーツを絡めた場合は観る側も割り切ってくれる。また、「スクール・ウォーズ」のようにモデルとなる人物がいれば誰も文句は言わない。

 「熱中時代」にことのほか思い入れが強い理由は個人的な体験によるところが大きい。さきほどこのドラマにはリアリティが欠如しているかのごときことを書いたが、それは世間一般のおおかたの人にとってはそうだろうと考えて書いたまでで、僕にとっては現実だった時期がある。実際、小学4年の時の担任の先生が水谷豊扮する北野広大先生みたいに子供たちと一心同体になる先生だったのだ。悪さをして1度平手で殴られたことがあるが、もちろん行き過ぎた体罰だなんてちっとも思っていない。たしかあの時先生は、僕が他人に責任をなすりつけようとしたのを見て烈火のごとく怒ったのだった。いい時代だった。小学4年生はまだ純真だったし、先生も今ほどストレスを抱えて教壇に立つ必要はなかった。現在の教育現場の状況を考えると、どうしてこんなふうになっちゃったんだろう、とあらためて思う。

 思い出はさておき、水谷豊は性格俳優だと僕は思っている。なので、彼の相手役の女優さんにはあまりアクの強くないタイプが似合う。相手役の女優さんと共演する姿は一見淡々と演じているように見えて地に足をつけた印象、なぜかあとあと忘れがたいものがある。水谷豊ならではの味だろう。「相棒」では元妻役で高樹沙耶、「地方記者立花陽介」の奥さん役森口瑤子といった名前を挙げるとそこらへんはわかっていただけると思う。本当の奥さん、伊藤蘭もそのタイプだから、ある意味徹底しているといえよう。

 と、ここまで書いて「相棒」のことをどう感じているか、まったく書いていないことに気づいた。しょっちゅうは観ていないけれど、わりと好きである。でも、やっぱり水谷豊は北野先生だなあ。「熱中時代」を久しぶりに観たい。

付記 映画宣伝を兼ねて出ずっぱりの水谷豊は朝日放送「探偵!ナイトスクープ」にも顧問として出演しました。局長の西田敏行も映画版「相棒」に出ているそうな。実は西田敏行も、「熱中時代」とほぼ同時期に「サンキュー先生」というドラマで小学教師役の主演を務めたことがあります。いじめ問題を描くなど牧歌的一辺倒でない台本が当時にあっては斬新でした。視聴者のニーズと合わない面があったせいか人気はいまひとつだったように記憶していますが、今観るとこちらの方がその先見性に唸らされるかもしれません。

 にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 おはようございます。
 相手役とは少々違うかも知れませんが、熱中時代で妹役を演じた池上季実子さんもよかったなあ。いい女優さんです。あんまりアクが強くないタイプではありませんが(^^;)。
 「熱中時代」はワタシが高校生の時のドラマで、池上さんは少し年上に当たります。あんなお姉さんタイプの彼女がほしいなあ、なんて思ったものでした。あの頃は、相本久美子さんとか、年上に憧れていたんですね。懐かしいなあ。
ウルトランナー
2008/05/15 05:37
 こんばんは、ウルトランナーさん。コメントありがとうございます。
 コメントの最後の「懐かしいなあ」というの、ひょっとして水谷豊の「やさしさ紙芝居」にかけてませんか? 冒頭の<ビー玉、ベーゴマ……>で始まるセリフの最後<あ、そうそう竹トンボ、やったわやった、懐かしいなあ>ってやつです。深読みしすぎですか。
 池上季実子さん、出てましたね。“あおぞら”という名前の妹。あの時代のお姉さんタイプとして相本久美子さんの名前が出されると、ウルトランナーさんの好みはキャンディーズや山口百恵、桜田淳子といった面々を外したところにあるのではないかと推理します。太田裕美、岡田奈々、小林麻美、水沢アキ、坂口良子、長谷直美……この中に好きな人はいますか?
なぎさ
2008/05/16 00:26
 おはようございます。
 自分自身の好み、いまだかつて系統づけられた験しがありません。ぽっちゃり系が良く思えたり、スレンダー系が綺麗に見えたり、くっきり顔に魅了されたり、のっぺり顔が愛おしかったりと、いったいなんなのかと自分自身にツッコミを入れまくってます。まあ、一番なのが嫁さんってことで、家庭円満でいいのでしょうか(爆)。
 ↑の女優さんの中では、坂口良子さん、水沢アキさんですね。この世代(1955年前後産まれ)は、それこそ高校時代に憧れた人が多くて、他にも中田喜子さん、岡江久美子さんは大好きでしたね。
ウルトランナー
2008/05/16 06:07
 おはようございます、ウルトランナーさん。
 好みは柔軟に伸び縮みするのが自然というものではないでしょうか。みんなそんなもんですよ。
 坂口良子さんは絶対に入っているはず、と妙な確信をもって書きました。中田喜子さんといえば「岸辺のアルバム」なのですが、岡江久美子さんって何に出てたっけ?とふと考えました。昭和59年には「金曜日の妻たちへ2」に出てましたが、それより前は「連想ゲーム」のイメージしかなくて……。
なぎさ
2008/05/17 06:27

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文