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東北楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督が阪神の監督時代に口を酸っぱくして球団に訴えていたのは、 「エースと4番を獲ってくれ」 だった。 裏を返せば、エースと4番さえいればなんとか戦えるということだろう。それは現在のイーグルスを見れば一目瞭然である。 チームを作ってきた。岩隈、田中、永井らを中心とする先発投手陣、1番から5番までの上位打線は優勝を争うチームのレベルに近い。千葉ロッテやソフトバンクといった、かつて磐石だったチームのリリーフ投手陣が不安定な傾向にある中であれば、今のイーグルスのブルペンは弱いということはない。水準以上である。5割前後の勝率があたりまえのチームになっている。接戦が多くなり、僅差の切羽詰まった試合を戦い続けていると、おのずから力がついてくるものなのだ。 去年だったか、ニッポン放送の山田透アナウンサーが巨人戦の実況の時に、野村監督に聞いた話をものまね入りで紹介していた。 「ヤクルトの時とも阪神の時とも違うんや。少年野球の子供たちを教えているような気がしてきてなァ……」 “けなし”の代表格であった野村監督も70歳を過ぎて変貌を遂げた。それは試合後のコメントの端々にうかがえ、自軍選手をこき下ろすことがなくなっている。褒めて伸ばすコーチングにようやく目が開かれたようである。 それでも根っからの意地悪な性格ゆえ、相手チームに対する口を使っての攻撃は減らない。 1960年代に阪神タイガースの監督を務めたのは藤本定義氏。この人は戦前、戦中に巨人の監督を務めていた。なので、甲子園で阪神vs巨人戦があると相手の川上監督が阪神ベンチへ挨拶に訪れる。 「こらテツ! 挨拶が遅いやないか」 それを見たタイガースの選手は、 「ウチの監督すごいな。川上さんをテツ言うてるで」 と感心し、巨人何するものぞ、というふうに威圧されることなく試合に臨んだという。 これと似たような部分が今の楽天にあるような気がする。ふだん監督に私生活や親のことまで持ち出されて厭味を言われていたなら、味方だけでなく相手のことまで、と選手はうんざりするだろう。しかし、好成績を収めている現況だと、選手は監督と一緒になって小悪党的な掻きまわし役を演じることに快感を覚えるのではないか。 もちろん、地元ファンの熱い声援も見逃せない。予想以上に速い進度でまともなチームができあがったのは、仙台のファンが良好な雰囲気を作って選手を鼓舞したからでもある。地元にプロ野球チームがあるっていいものでしょ? 家族や友達と地元チームのことを語り、ときどきは、よし、みんなで応援に行くか、と球場へ出かけていく生活。仙台のファンに“野球のある生活”を1度じかに熱く語ってもらう機会があれば、とこの頃思う。もちろん、札幌のファンに対しても同じことを考える。こういう文化はもっと早くに多くの地域へ拡散すべきだったのだ。 やっぱり書いてしまうけれども、プロ野球の人気は低迷しているわけではない。盟主と言われた某球団の威光が失せ、そちらさんの地上波全国中継が数字の取れない弱小ソフトに堕したことにより当事者のテレビ局がこぞってわめいているだけなのだ。ミクロ化したという意味では人気衰退なのかもしれないが、画一化した情報を中央メディアから発しにくくなった分、これからは地元放送局、CS放送を中心に地方から情報を発していく時代になる。一野球ファンとして、地域に根ざした球団に注目していきたい。 付記1 今年からスカイ・Aの楽天戦中継の実況を元日本テレビの小川光明アナウンサーが担当しています。名調子は健在、懐かしい気分になるのですが、いまだに巨人の選手が野球しているようにしか聴こえなくて……。 付記2 野村監督の阪神時代、あれは何だったのでしょう。チームの土台作り。野村さんの垂れ流した排泄物が堆肥となり、そこに星野さんが種を蒔いたら大豊作、という感じかな? |
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こんにちは。楽手強いですね。日ハムもそうですが、地元に根付いて応援してもらえると言う効果は絶大なのかもしれません。そういう意味ではオリックスの中途半端さを感じます。阪神間をウロウロ。元近鉄ファンの義父も「バファローズは楽天や」。といってます。 |
クラッシックラガー 2008/06/21 12:39 |
クラシックラガーさん、コメントありがとうございます。 |
なぎさ 2008/06/21 22:05 |
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