ワンダーランド・なぎさ亭

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<<   作成日時 : 2008/12/27 00:05   >>

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画像 王者内藤大助が挑戦者山口真吾にTKO勝ちしたWBC世界フライ級タイトルマッチは、思わずテレビ画面に向かって身を乗り出してしまう熱戦だった。こういう試合をしたあとは、お互い、相手に対する尊敬、友情の念が芽生えてくるだろうなあ。そう思わずにはいられなかった。

 ところが中には汚い試合をする奴もいて、戦いながら、こいつはスポーツマンシップの風上にもおけん、と思うこともあるに違いない。格闘技だけでなく、球技においても、選手はそういう感情を抱いた経験がきっとあるはずだ。そこでふと考えたこと、許せない感情があとあと尾を引くことってないのだろうか。僕が拙ブログに観戦記をよく書くラグビーについては、ほかのスポーツにはない美点として、試合後の選手は敵味方の区別のない仲間であるという意識を持つ慣習が存在する。俗にいうノーサイドの精神だ。そうはいっても、競技場の出口で待ち伏せしてしばき倒してやる、と思ったことがラグビー人生の中で1度くらいはあるのではないか。サッカーでは、試合後しばらくのあいだ、敵味方の鬱積した感情が燻っていて一触即発といったシーンをよく目にするけれども。

 ずっと前、知人が参加しているバスケットボールチームに入らないかと誘われたことがあった。気乗りがせず断ったが、それにはもちろん理由があった。バスケットボールと聞いて、過去の嫌な経験を思い出してしまったからだ。

 高校3年の時、僕のクラスは気のいい、まじめな奴が揃っていた。しかし隣のクラスはといえば粗忽な野郎がこれでもかというくらいに集結していて、お世辞にも行儀がいいとはいえなかった。体育の授業は男女別、2クラスが1つになっておこなう。で、バスケットボールの試合になると、隣のクラスの連中はちょっとしたことで因縁をつけてきてはラフプレーに訴えてきた。そういうことが毎回のように続くと、さすがに我がクラスのジェントルマンも堪忍袋の緒が切れる。ある時、ふだんはおとなしいはずの友人が腹に据えかねて隣のクラスのバカ野郎と試合途中に取っ組み合い、髪を引っ張り合う騒ぎが起こった。

 気の弱い僕は恐れおののいて遠くから見ているだけ。先生、さっさと止めてよ。あ〜、早く授業が終わんないかな。そればっかり考えていた。情けない。もし自分が難癖をつけられたらどうしよう。やり返すといっても、当時の僕であればそいつの家の電話番号を生徒名簿で調べ、無言電話をかけるくらいのことしかできなかったのではないか。

 そんな経験を思い出し、バスケットボールチームへの参加は丁重に(というより固く)断った。大人のチームにだって乱暴な奴がいるかもしれない。てめえにスポーツする資格はねえんだよ、と言いたくなるような。

 今だったら、試合中乱闘になって殴られた場合、携帯電話で即座に警察を呼ぶと思う。告訴してやるこの野郎。勤務先にも隣近所にも暴力沙汰で警察の厄介になったことを言いふらしてやるからな。告訴を取り下げてほしくばそれなりの誠意を見せるのが筋ってもんだろう。弱者なりの立ち回り方とでもいおうか。法律は理不尽な暴力を根絶させるために存在するのだ。

 だから自分から手を出すのは愚の骨頂である。たとえば僕がバスケットボールで相手プレーヤーをプッシングするファールを犯してしまったとする。相手にはもちろん謝る。しかし、謝ったにもかかわらず向こうが報復のラフプレーを仕掛けてきた場合、どう対処すればいいのか。先に書いたように、てめえにスポーツする資格はねえ、と罵倒するだけで気持ちが収まればいいのだが。

 効果的な反撃をいろいろ考えた。そこで浮かんだアイデアは以下のとおり。

 バスケットボールのウェアは短パンだ。脱がせやすい。相手がボールを手にしている時に背後へ回り、パンツを下着もろともガバッと下ろしてしまう。スポーツマンの風上にもおけない野郎は公衆の面前でチ○ポを晒す刑に処すのがちょうどいい。目には目をだ、そう思った瞬間から僕だけは別の玉を追うことになるのである。おそらく退場させられるだろうが、そのあとコートの外から、

 「この露出狂! ヘンタイ! フルチン野郎!」

 などと野次るのも楽しそうだ。

 自由な発想のもとにおける架空のストーリーということで、寛大な心をもって読んでいただければと思う。だが、こうしたトラブルは起きないに越したことはなく、ひょっとしたら僕と同じことを考える奴がいるかもしれないので気をつけた方がいい。大人になっても趣味としてスポーツを続けている皆さんには、スポーツマンシップにのっとった紳士的なふるまいをせいぜい心がけてもらいたいものである。

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