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zoom RSS 天理、同志社、関学の三つ巴!? 混戦必至の関西大学ラグビー

<<   作成日時 : 2012/09/29 21:30   >>

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画像 関東大学対抗戦、リーグ戦、及び九州大学リーグに1ヵ月遅れて、10月7日、関西大学Aリーグが開幕する。ちなみに今季、J−SPORTSにおける試合中継の数が大幅に増えるのは、全国に散らばるOBのみならず、ファンにとっても歓迎すべきことであるに違いない。大学選手権は今年からステージ制を導入して、所属リーグの成績によって振り分けられた4つのプールに分かれて3試合を戦い、成績上位チームによる1月2日の準決勝以降が従来どおりのトーナメント、ファイナルステージとなる。今季の大学シーンは、4連覇を狙う帝京の背中を早稲田、筑波が追い、明治、東海以下があとに続くと予想されるが、関西勢も対抗馬グループに加わる可能性は十分にあり、要チェックの試合が続く。それ以前に、関西リーグを制するのはどのチームか――にも興味は尽きない。

 昨年、大学選手権2回戦で帝京を相手に12×18と大健闘し、西の雄復活の足音を高らかに響かせた同志社が宮本勝文監督の2年目、ふつうに想像しうるストーリーを描いて関西の頂点に立つのかと思いきや、そうかんたんにはうまく事が運ぶとは断定できない力関係であろう。関西リーグ3連覇を目指す昨年の大学選手権準優勝校、天理は、SO立川理道やCTBアイセア・ハベア、LO田村玲一、bW山路和希ら大駒が卒業したのはたしかに戦力ダウンとはいえ、CTBトニシオ・バイフ、WTB宮前勇規、FB塚本健太ら決め手あるランナーが健在だし、PR/HOの芳野寛にキャプテンらしい風格が漂い、春の練習試合を観る限り、新しくレギュラーに加わった面々が、どうすれば勝てるのか、我々のラグビーとは何なのかを熟知した動きを見せていた。心に迷いがなければ、あとは、それに沿ったスキルを磨くだけ。部に新しい伝統が生まれた印象を受ける。極端に落ち込むことはまずない。キープレーヤーとして挙げたいのは、SH山本昌太。少々の難所に屈せず快適なボールをBKへ供給できる、球さばきのよさが魅力。この点に関してはすでに昨年も、卒業した井上大介と遜色はなかった。彼が元気で好調なら、天理が優勝争いに加わるのは間違いなしといっていいだろう。

 同志社は、このチームらしい奔放なパスラグビーにどれだけ磨きがかかるか。理想をいえば、キャプテンのbW西林宏祐が背番号なきフリーマンとなるようなチーム状態が望ましい。もともとはCTBで、昨年のシーズンからbWにコンバートされた選手。180センチ、102キロの豆タンクのような巨躯から繰り出されるランは、強くて重くて、速い。パスも申し分なく、関東の有力チームのレギュラークラスと比較してもまったく引けを取らない存在である。昨年、天理の立川を観たような目で注目するとしたら誰がいいですか、と質問されたならば、僕は躊躇なく西林を挙げる。

 怖いのは関学である。東芝、釜石で活躍し、指導者としてもキャリアを重ねてきたアンドリュー・マコーミック氏がフルタイムのコーチに就任したが、もともと才能ある選手が揃っているからこそ、その効果に注目したくなる。少なくとも昨年、近場をあっさり抜かれていたようなディフェンスの脆さは解消されるはずだ。PR井之上亮、HO金寛泰(きむ・がんて)、2列3列はどこでもお任せの徳永祥尭と今年のU20代表がFWに複数いて、BKはSHに湯浅航平、中西健太のテクニシャン2人、SOに視野の広いアイデアマンの安部都兼、1年生ながら出場機会を得そうな宇都宮慎矢、CTBに実力者の春山悠太と吉原太朗、バックスリーには大型WTBの松延泰樹を筆頭にスピードスターが揃うといった具合に、相当なタレントを擁する。キャプテンのLO藤原慎介、FL安田尚矢、FL丸山充ら、黙々と仕事をするタイプの働きが目の肥えたファンを唸らせ、バランスの良さを感じさせるようなチームになっていれば、突き抜けてもおかしくはない。

 以上3チームの優勝争いとみるが、一発勝負なら何があっても不思議はない混戦模様で、油断のならないシーズンになりそうである。昨年3位の大体はFW、とくにフロントローに注目したいと思っている。昨年レギュラーだった、PR隅内歩、伊尾木洋斗、HO長崎健太郎以外にもレギュラー獲りを狙う大型選手がいて、2列3列にも重量級が名を連ねる。スクラムとフィジカル面でプレッシャーをかけつつ星が伸びれば、といったところ。立命は、主力が卒業で抜けたが、現在、キャノンでルーキーながら大活躍中の同校出身、FL植松宗之(大学時代はLOで先発することが多かった)のスタイルそのままという選手が残っている。キャプテンのLO落合佑輔、将来の日本代表も期待されるLO宇佐美和彦、FL片岡祐介、FL萩原寿哉といった面々が該当しよう。ひとたびタックルが決まり出せばブレイクダウンがとにかくしつこい、通好みのラグビーをするチームだ。ただ、決め手に欠き、流れが悪くなったときにスコアで負けてしまう傾向があった。今年はBKの攻撃力にも磨きをかけているとのことで、楽しみは膨らむ。京産は伝統のFWを主体に巻き返しを図り、近畿は持ち前のクイックラグビーを支えるFWを強化して、さらに上を目指している。近畿には2年生のCTB小林広人という、U20代表に限りなく近い力量を持つ選手がいて(この年代のCTBは逸材揃いなのだ)、そちらも注目だ。摂南は昨年、全敗に終わったが、希望を見失うほどの力差はなく、トンガからの留学生を中心に攻守をどうまとめていくか、と思わせる魅力がある。

 駆け足でまとめてみたが、春の関西ラグビーまつりで南北対抗のオールスター戦がおこなわれた際の、代表選手による試合前の挨拶が印象に残っている。「皆さん、近所の大学チームを応援してください」。

 誰の言葉であったかは失念したが、行けるかたはぜひとも花園をはじめとする関西大学ラグビーの試合会場へ足を運んでほしい(日程は関西協会のウェブサイトにて)。遠くのファンのかたには、先述したとおり、放映カードが倍以上に増えたJ−SPORTSの中継がある。

付記 本文中、選手名の敬称は省略としました。


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