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zoom RSS 京産、同志社との全勝対決を制する!・関西大学Aリーグ第5節 京都産業大学vs同志社大学〜花園

<<   作成日時 : 2014/11/17 05:55   >>

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画像 晴天に恵まれた11月15日、花園ラグビー場において関西大学Aリーグ第5節の2試合がおこなわれた。第1試合に組まれていたのは注目の全勝対決、京都産業大学vs同志社大学の1戦。今季の京産は大駒が卒業し、戦力低下が懸念されていた。しかし、下位と目されるチームに取りこぼさずに白星を重ねて調子を上げ、4節では天理を下した。対する同志社は優勝候補の前評判どおりに連勝街道を歩んでいるが、ここ2戦、失点が増えているのが気がかりな材料だった。

 同志社のキックオフで試合開始。左へ蹴ったボールが10メートルへ届かず、京産はセンタースクラムを得た。8−9−15の右、さらに左チャンネル2で右PR浅岡勇輝のクラッシュを経た3次、9−1の左、左PR絹川誠吾がすれ違いで前進する。捕まえた左PR北川賢吾にホールディングの笛。ショットを選択した京産は3分、右WTB森田慎也がPGを決め、3点を先制した。同志社は4分、キックカウンターで右へ振ったが、京産の防御ラインに対処され、敵陣10メートルのタッチ際で右CTB石田幹太が左WTB坂本英人に倒された際にノックオン。5分にも蹴り合いでSH岩村昂太がパント、左LO山田有樹が好捕したあと、9−10−12−13の左展開から石田が縦、ハーフウェイ付近でbW末永健雄へオフロードパスを放したものの、通らずにノックオンと、同志社にハンドリングエラーが続いた。しかし8分、岩村が右裏へ好タッチキックを蹴り、京産を自陣5メートルまで後退させて地域で優位に立つと、9分、相手タッチキックにより、敵陣10メートルと22メートルのあいだでラインアウト。同志社はこのセットピースをフィニッシュへつなげた。2−5−9−10−14の左展開、スイッチのダミーを1人入れつつブラインド側14番、松井千士を使ったあと、左チャンネル1、左FL土井祐紀のクラッシュを挟んで、9−10−8−15−11の左展開。末永が対峙するディフェンダーを引きつけて放した、ノールックの柔らかいパスが絶妙だった。昨年、末永がショートサイドのファーストレシーバーとなっていいパスをつなぎ、チャンスを演出していたのを思い出した。この接近プレーで1人余るオーバーラップが確定し、10分、左WTB宮島裕之が左隅へトライ。

画像 宮島自身が蹴ったコンバージョンは不成功に終わったものの、5点を返した同志社は13分にもトライを追加する。京産はリスタートを左へ。同志社がキープした密集から末永が抜け出してきた。ハーフウェイを越えた所で左へ放したパスを、サポートランの右FL田淵慎理がノックオン。チャンスの芽が潰えたかに思われたが、同志社はこのスクラムを押し込んでターンオーバー。足元のボールを拾い上げた末永が突破し、オーバーラップの右へパス、8−12−14とつなぎ、松井が右中間へトライ。3×10となった(ゴールは不成功)。

 京産は蹴り勝った16分、敵陣22メートル手前でラインアウトモールを組んだ。山田に横から入るオフサイドがあり、残り7メートルへ。巧みに右へズラして前進したあと、右チャンネル1を2フェーズ繰り返した。左LO矢野泰成が残り5メートルでノックオンし、このスクラムで京産にコラプシング。しかし、同志社はPKで距離が出なかったのが響き、次のマイボールラインアウトから蹴ったキックでも地域を大きく戻せなかった。19分、敵陣10メートルと22メートルのあいだでラインアウトを得た京産は、22フェーズに及ぶ連続攻撃を繰り出す。22分、SH梁正秋(りょん・じょんちゅ)が左裏へ12番、山本耀司を追わせるキック。松井に先着されてドロップアウトとなり、この好機を得点につなげることはできなかったものの、25分にハーフウェイのラインアウトモールから梁がパント、宮島のノックオンで得た敵陣10メートルと22メートルのあいだ右のスクラムをトライへ帰結させた。2次、9−10の左でSO金榮均(きむ・よんぎゅん)が左オープンへキックパス。キャッチした左WTB坂本英人が右へ横走り、ピッチ中央まで来て前へ出たあと、左、右と、7番の李智栄(り・ちよん)、高田がチャンネル1の縦で前進する。このラックから梁が右へさばいたパスが合わなかったが、流れたボールに同志社のディフェンスラインが反応、逆に外側にスペースができた。26分、矢野が地面のボールを拾って12−13と右へ展開し、右CTB下良好純が右中間へトライ。京産が2点差に迫った(コンバージョンは失敗)。

画像 同志社は29分、宮島のキックキャッチを起点に連続攻撃。7次に右の狭いほうへ9−10−14と展開し、松井がスピードで抜き去ろうとしたが、京産の防御にスペースを埋められ、敵陣10メートルと22メートルの中間点でタッチを踏んでしまった。京産はこのラインアウトから梁の位置でハイパント。このボールをマイボールにしたのが効き、直後の蹴り合いで敵陣10メートル過ぎへ進出する。ラインアウトからチャンネル1、2の縦をシンプルに攻めた7次、9−10−1の左展開で絹川がオフロードパスを順目の浅岡につないだ場面は、左にオーバーラップができていてチャンスだった。浅岡のパスが地を這い、森田がSO垣内悠輔のカバー防御に捕まったのは惜しい。しかし、左ショートサイド、右、左とチャンネル1を突き続けた3フェーズ後、梁のパスアウトに角度を変えて入った高田が裏へ抜けた。33分、左中間インゴールを前に、岩村にアンクルタップで倒されたものの、李の左チャンネル1を挟み、右チャンネル1、アングルチェンジの左FL眞野拓也が姿勢を低くし、潜るように左中間へトライ。森田のコンバージョンも決まり、15×10、京産が逆転した。

 京産は36分、右PR才田智がスクラムコラプシングを犯したPKにより、敵陣22メートル過ぎでラインアウトを得た。この局面もチャンネル1、2の縦を中心に攻め立てたが、9フェーズ目、チャンネル0で左サイドを突いた絹川が孤立。ノットリリースザボールで逸機。ハーフウェイまで地域を戻した同志社は、2次の右展開で松井がHO中島裕樹のタックルに止められるなどしたが、5次、垣内が右裏22メートルラインへ好タッチキック。手堅く地域を獲得し、42分、オフザゲートのPG。15×13として前半を折り返した。

画像 後半、最初に得点を挙げたのは京産だった。1分、蹴り合いを経て森田がハイパントを蹴る。このボールを坂本が好捕し、22メートル内へ。このラックのボールをFWが右へさばき、もらった金榮が裏へショートパントを蹴った。FB崎口銀二朗が坂本とハイボールを競り合った直後ということで、同志社は裏のスペースを守る人がいない。1分、自らチェイスした金榮が中央でボールを押さえるトライ。コンバージョンも決まり、22×13、京産のリードが広がった。

 同志社は3分、梁のハイパントを末永がキャッチ。高田に倒されながらもボールをキープし、9−10−12の右展開、左CTB木村洋紀が絹川とのミスマッチを衝いて縦に抜け、3フェーズ後、9−12−13の右、木村にスイッチで入った石田がまたも絹川とのミスマッチを狙い、敵陣22メートル近くへゲインする。そのラックから9−15の左。FB崎口銀二朗が斜め外のランで防御を引きつけて内返しのパスを放す。ところが、木村がノックオンしてしまった。隅には宮島が待っていて、両側に選択肢がある形だったが、木村を受け手にしたほうがスライドの逆を衝いてラインブレイクしやすかったと思うので、崎口の判断は正解だと思う。このスクラムで同志社は、左PR北川賢吾が内側へ入る反則をとられる。5分、自陣10メートル過ぎまで地域を戻した京産は、ラインアウトモールから梁が右裏22メートル付近へ絶妙のハイパント。同志社はキャッチした宮島が森田ら2人を外してゲインし、岩村がキックで応酬。京産にエリアを侵食されずに済ませた。6分、梁のキックを自陣10メートルで末永がキャッチしたラックから、同志社は9−10−13と右へ展開。石田が李に止められたものの、2人目(矢野か絹川)がノットロールアウェイを犯したことにより、敵陣10メートルへ。このラインアウトが京産に入ったが、直後の蹴り合いで宮島がFB安田克弘を背走させる好キック。8分、蹴り勝った同志社は敵陣10メートルと22メートルのあいだでラインアウトを得た。このタイミングで同志社はSHに今年のU20代表、高速ラグビーの第一人者、大越元気を投入する。さっそく大越がひと仕事した。モールから田淵が右サイド、縦突進を匂わせてパス、21−11と右へ細かくつなぎ、BKラインのディフェンスの内側を宮島が抜ける。京産は強い田淵、スピードのある大越に対するマークを外せず、ブラインドWTBまでケアが回らなかった。9分、宮島が中央へトライ。自身のコンバージョンも成功し、22×20、同志社が再び2点差に迫った。

画像 リスタート後、京産は同志社のカウンター攻撃のゲインを許さず、宮島のタッチキックで得たラインアウトは敵陣10メートルと22メートルの中間。モールから矢野が右サイドを前進する。阻んだ末永にホールディングの笛が吹かれ、12分、京産は残り7メートルでラインアウトのビッグチャンスを迎えた。高田にスローを合わせてモールを組み、左へズラしてドライブ。寸前でラックになったのち、右ショートサイドの9−14、森田が末永に止められたものの、梁が左へカットパス、右中間へ突進した浅岡のクラッシュの2フェーズによって、ディフェンスを寄せることができた。さらに梁が左順目にさばいて金榮。ここで同志社は、外側の崎口がパスコースに飛び出してギャップを空けてしまう。14分、金榮がぽっかり空いた穴を左斜めに走り、中央へトライ。崎口は一か八かに賭けたと思うが、外側がラッシュするディフェンスは、内側のプッシュアウトと連動して、アタックを外へ流させたうえで敢行するのが理想である。同志社の守りはそれまでに寄せられた分、内を押さえるディフェンダーがいなくなっていた。

 ゴールも成功し、29×20とされた同志社は16分、リスタートキャッチでモールを組んだ京産がノックオンしたことにより、敵陣22メートル過ぎ左でスクラムを得た。末永が左ショートサイドへパスアウトして、通常とは逆方向の8−9、大越のスピードを生かそうとしたが、惜しくもノックオン。が、タッチキック後のラインアウトは敵陣22メートル手前と、なお同志社のチャンスが継続する。競りかけた京産にノックオンがあり、同位置左のスクラムで仕切り直しとなった同志社は3次、21−10の右から垣内が左へサイドチェンジして12−11とつなぎ、宮島が残り6メートルまでゲインした。ところが、森田のタックルを受けて浮いたボールが京産の選手に入ってしまう。京産は4フェーズ後に梁がタッチキック。21分、ハーフウェイを越えた場所のラインアウトから攻め直した同志社は5次、21−15の右で崎口が角度を変えて入り、金榮を外して敵陣22メートル内へゲイン。右へ放したパスが乱れたものの、京産側にノックオンがあり、22分、ピッチ右でスクラムと好機が続く。21−10−14、10と14のあいだに13をデコイに入れた左展開を経て左チャンネル1、末永が縦を突いたあと、FWがピック&ゴー。京産はここに李が絡んだ。ノットリリースザボールのPKを得た京産がピンチを脱出する。

画像 27分、同志社はハーフウェイで金榮のショートパントを垣内がキャッチしたのを起点に攻めた5フェーズ目、左へ展開したが、プレーヤー同士が重なってオブストラクション。京産は敵陣22メートル過ぎでラインアウトのチャンスを迎える。モールに対し、同志社は横から入るオフサイド。京産は残り5メートルでラインアウトの絶好機。このモールでも同志社にペナルティがあり、アドバンテージがある中、京産は近場のチャンネル0、1を連続攻撃した。アドバンテージが採用されたところで、レフリーは途中出場の左FL野中翔平にイエローカードを提示する。反則の繰り返しによるシンビン。31分、京産は残り5メートルでラインアウト。モールからFWが突進した。しかし、同志社は抱え込んでリフトアップ。そこへ京産のプレーヤーが横から入った。オフサイドのPKで絶体絶命の窮地を逃れた同志社は、自陣22メートルと10メートルのあいだのラインアウトからボールを大きく動かして連続攻撃。33分、ノットロールアウェイのPKを得ると、大越が速攻。敵陣10メートル過ぎへゲインし、左についた木村へパスをつないだ。ところが、このポイントにサポートが間に合わず、森田に絡まれてしまう。ノットリリースザボールのPKにより敵陣10メートルでラインアウトを得た京産は、左チャンネル1を2フェーズ突いたあと、後方を通して9−14−15と左へ展開。同志社は外のパスコースに詰めた松井の判断が裏目に出て、安田にスペースを提供してしまった。内側の押さえも不十分だったか。加速した安田が石田、FBに入っていた小林健太郎を外して残り10メートルまでゲインしたが、カバー防御に捕まってノックオンしたのは惜しい。同志社はこのスクラムでアングルのPKを得て、大越が速攻。3フェーズ目、京産のスライドの足が鈍って散見されるようになった外側のスペースを狙い、21−10−23の左、垣内が小林へカットパスを投じた。小林がスペースをゲイン。ところが、左へついた宮島へのパスが、坂本に入ってしまう。京産は坂本からパスをもらった森田がハーフウェイ付近へ。しかし2フェーズ後、左チャンネル1の李が石田のタックルに倒された際、矢野がオーバーザトップを犯した。

 このPKにより、37分、同志社は残り8メートルでラインアウト。競りかけた京産にアーリーコミットの笛が吹かれると、残り5メートルへ。モールがラックになったところで京産がハンドを犯し、大越が速攻する。ワンパスで才田が縦を突き、左サイドのチャンネル0をFWで2フェーズ。そして39分、21−10−11の右展開、10と11のあいだにデコイを1人入れ、宮島が飛び出してきた防御のタックルをインステップで外して中央へトライ。ドロップキックによる自身のコンバージョンも成功し、同志社は29×27として逆転へ望みをつないだ。このリスタートで京産はダイレクトを蹴るミス。センタースクラムを得た同志社のラストアタックが始まる。途中、下良が負傷し、レフリーが試合を止めたあと、45分、ハーフウェイを越えた位置のスクラムで仕切り直し。21−10−12−23の左展開を皮切りに、右チャンネル1で末永、さらに21−10−16の右で途中出場のHO中尾湧馬がクラッシュし、ガットで左PR海士広大へ。しかし、前へ出てきた京産は海士を押し下げて倒す。下げられた同志社は、ブレイクダウンのサポートが横入りになってしまった。PKをタッチへ蹴り出した京産が勝利。全勝を守った京産のメンバーはまるで優勝したかのように喜びを全身で表した。今季初黒星を喫した同志社は、2007年度以来の関西リーグ制覇に黄色信号が灯った。


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画像 コンバージョン1本の差なので同志社の敗因を糾弾するのもどうかと思う。ただ、反撃に手間取った感は否めない。後半20分ごろから京産の足が少しずつ鈍り、防御でスライドし切れなくなっていたし、1歩詰め切れずに飛び込むタックルが散見されるようになっていた。同27分から31分にかけて、トライは許さなかったものの、反則を繰り返して京産を自陣へ招喚したのと、その後のアタックでミスが出たのが痛いか。もし、同35分、左へ展開した京産が安田のゲインをフィニッシュにつなげていたら、完全にダメ押しとなるところだった。同志社はスクラムを優位に組んでいたものの、京産の巧みなゲームメイクにより、敵陣奥でセットピースを得る機会がなかなか訪れなかった。スクラムで反則の笛を吹かれたことに対しては、同志社側のアングルに厳しいのではないかと思った人もいるかもしれないが、レフリングに合わせるのも技量のうち。優勢に組んでいるのなら、なおさらである。今回の敗戦は、まず相手のパフォーマンスを褒めるべきだとは思う。ただ、立ち上がって配置につくリロードで若干、相手に劣ったのと、逆目のディフェンスでラックサイド、2人目が立ち遅れてBKラインとのあいだにスペースを空ける傾向があった。これらは修正したいし、後述するが、逆目の立ち遅れは京産のアタック戦術に合ってしまっていた。ピックアッププレーヤーは宮島。3トライもさることながら、後半5分、梁のキックを自陣奥でキャッチ、2人を外してゲインしたのと、同8分に安田を背走させたキックは、完全に京産の流れになるのを阻止する好プレーだった。

 京産のアタックはFWとBKが混交して広がって立ち、グループ分けして攻める形を多用していた(ポッドと呼ばれる。だいたい3つのグループだった)。で、FWにボールを持たせたときにそばにいるFWが後ろからハンマーで押し込むプレーをよく使った。ハンマーでないときもサポートがそれに近い動きをしているから、ブレイクダウンでボールの真上を相手に埋められることがない。ボールキャリアが孤立する場面が少なく、前半37分、左サイドを突いた絹川がノットリリースザボールを取られたシーンが初めてといっていいくらいだった。同志社としてはどこでボールへ絡むか、悩んだはずである。BKフェーズか、どこかでダブルタックルを決めて下げたポイントか。そして、先に触れたとおり、同志社の逆目のディフェンスに立ち遅れがあり、サイドを変えて攻めれば、京産は単純なチャンネル1でゲインが叶った。グループ分けするアタックは、防御の薄い場所をその都度、判断して攻めると効果的である。これでは同志社はダブルタックルができない。相手ボールを奪う場所が限られ、攻撃権を手に入れるには京産のミスか反則しかなかった。ところが、京産はミスが出るようなアクロバティックなプレーをしないし、ラインアウトは18/18と完璧だった。また、梁と森田のキックコントロールが正確で、チェイスも上々。非常に手堅いゲームをした。ディフェンスは昨年、外側への対応が遅れる傾向があったが、この試合は終盤こそ足が鈍ったとはいえ、スライドがきっちりできていた。同志社のバックスリーに端のスペースを大きくゲインされなかったのは勝因のひとつだろう。

画像 李、眞野の両FLとbW高田は技能者。戦前、個人的にFW3列のクオリティで同志社のトイメンと5分を張ることは可能と見ていたが、それ以上に全員の力を結集させ、まとまりで得た勝利といえそうだ。公式MOMは2トライの金榮が受賞した。とくに後半1分、空いた裏を見据えたショートパントによるトライは貴重。文句なしといえるが、僕は梁のゲームメイクも特筆したい。攻める方向の判断がどれも正しくて秀逸。彼の位置で蹴るキックの正確さにはシビれた。梁は基本プレーも抜かりない。後半6分、自陣奥でボックスキックを蹴る際、先に眞野へ指示してラックに加わらせ、自身へのチャージをブロックする役目を命じた。当然のプレーではあるが、アルゼンチン代表のSHマルティン・ランダホあたりはこのあたりまえのことをやらないで、しょっちゅうキックをチャージダウンされている。翌日のサンケイスポーツによれば「自分にも他人にも厳しい主将」とのことで、強烈なキャプテンシーを発揮しているらしく、実際、声もよく出ていた。BKでは森田も挙げておきたい。昨年はFBに山下楽平というスターがいたので控えめにプレーしていた感じだったが、この試合はもともと得意なキックを前面に押し出し、エリア獲得に貢献。相手ボールにも絡んだ。でも、FWの頑張りも隠れたMVPで、とりわけラインアウトスローが安定していた中島は陰のMOMだろう。いずれにせよ、ミスが少なく、チーム一丸のまとまりで堅実にゲームを組み立ててくる京産は、他チームにとって脅威だ。残る2戦は立命と関学。この2チームは、絶妙のキックを蹴ったり、手堅くボールをキープする京産に対し、焦りを覚えた時点で劣勢に回る危険性を孕む。対戦したときにメンタルの強さがもっとも問われるチーム、それが京産であろう。

付記 本文中、選手名の敬称は省略としました。

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