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zoom RSS 大東、攻守に積極果敢 筑波を飲み込む〜大学選手権2nd第1戦(3)

<<   作成日時 : 2015/12/19 06:00   >>

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画像 大学選手権のプール戦、秩父宮の試合では、たしか一昨年度から、大学選手権のイメージモデルでもある女優の山崎紘菜さんが、試合後のキャプテンインタビューを務めている。彼女にインタビューされたい一心でキャプテンに立候補する人がいるのではないか、と思わずにはいられないが、13日、筑波を破った大東のキャプテン、左PR本間優選手がいい表情をしていた。筑波に勝った喜び、山崎さんにインタビューされる嬉しさと照れの混じった顔が春爛漫のお花畑みたいで、PRの人のよさが如実に表われていた。

 以前、大学選手権準決勝のNHKの放送に山崎さんが出演していたが、記者席でメモをとりながら試合を観て、それをもとに日本協会の公式HPで観戦記を書いていることも紹介されていた。その様子や観戦記の内容から、ちょっと舌ったらずな喋り方とは裏腹に頭脳明晰な女の子、という印象を受けた。ちなみに僕は以前、関西ラグビーまつりの同志社vs早稲田戦を観にいったとき、山崎さんをそばで見たことがある。芸能人をじかに見た経験は何度もあるけれど、こと20歳前後の若い女優さんに限れば、山崎さんだけ。品のある美人さんで、年を重ねるともっと味が出てくるタイプではないかな、と思った。


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 【プールC ●筑波大学22×31大東文化大学○

 前半1分、筑波はSO亀山宏大がハンドのPGを決めて3点を先制した。2分、大東はテイクンバックのダイレクトキックを敵陣22メートル付近まで走ってクイックスローイン。もらった左FL湯川純平が縦を突いたあと、左チャンネル1を挟んで、右の狭いほうへ回した。SH小山大輝が飛び出してきた防御の頭上を通すカットパス。タッチ際をFB菊地孝二が前進した。筑波はSH米村龍二と左WTB福岡堅樹が菊地を抱え込み、ヘルドアップインゴールにして耐える。しかし、大東はこのピッチ右端のスクラムを起点に1フェーズで仕留めてきた。9−12−9とループを使った左展開。左CTB竹原慶昇の右に14番の中川和真、左に最初からBKラインに並んでいたbWアマト・ファカタヴァがそれぞれ至近距離にリンク。とくに、決定力のあるアマトに防御の目が吸い寄せられてしまうのは自然現象というべきだろう。4分、小山がその外側のスペースを切り裂き、中央へトライ。左WTBラトゥ クルーガーのコンバージョンも成功し、3×7、大東が逆転した。

 6分から8分にかけ、筑波はFB河野友希がカウンターランで仕掛けたハーフウェイのラックを起点に連続攻撃。6次に9−10−12の右展開で左CTB亀山雄大が相手防御とすれ違って敵陣22メートルへゲインしたが、11次、後ろを通した右展開で福岡が詰めてきた竹原のタックルに捕まり、ラトゥに絡まれてノットリリースザボール。一頓挫したものの、筑波は直後の相手ラインアウトをスチールし、敵陣10メートルと22メートルの中間から再攻撃。2フェーズ後、9−10と左へ回し、亀山宏が左斜めランで仕掛けて河野友へつなぎ、右チャンネル1を挟んで9−10の右、亀山宏がキックパスを蹴った。外に大きなスペースがあるのを見据えていた亀山の好判断である。10分、右WTB本村直樹がキャッチし、右中間から中央へ回り込むトライ。ゴールの2点を併せ、10×7、再び筑波のリードに変わった。しかし、大東はほどなくトライを返す。12分、筑波のキックがワンタッチ、ハーフウェイ手前中央で弾むボールを処理した小山が左斜めに走り、ラトゥへつないだ。ラトゥはピッチ左をゲイン。敵陣22メートル内へ入ったあと、右へパスを戻す。このボールが戻る筑波の左LO中村大志に入りかけたが、ファンブルしたボールをアマトがキャッチした。アマトが左中間へ駆け込んで、10×12(ゴールは不成功)。

 17分、ハーフウェイのラインアウトを起点に攻めた筑波は5次、10分のトライと同様、亀山宏が本村を追わせる右端へのキックパスを蹴った。大東は左LO長谷川峻太がキャッチしたが、インゴールへ持ち込んで押さえるキャリーバック。18分、筑波は残り5メートルでスクラムを得た。8−9−13と左へ回し、右CTB鈴木啓太が竹原をタックルブレイク。HB団に寸前で阻まれたあとは近場のFWに拘った。19分、スクラムヘッドアップのアドバンテージが採用されると、筑波は残り5メートルでラインアウト。中村がスローを捕球したモールを左へズラしてHO稗田優志が左サイドを突進、右中間へ飛び込んでいった。ところが、パックになったウェッジのプレーヤーが前方へ出てしまい、アクシデンタルオフサイドをとられてしまう。相手タッチキック後の22分、敵陣10メートルと22メートルのあいだのラインアウトに始まるアタックは左順目に9−10−12と回した2次、亀山雄がアングルチェンジで裏へ抜けたが、亀山宏のパスがわずかに前方。スローフォワードをとられた。

 ピンチを脱した大東は24分、自陣のキック処理を起点に、蹴り返さずにボールを動かしてトライを奪ってきた。8フェーズ目、ハーフウェイ付近中央のラックから9−10−8の左展開。筑波のディフェンスはまっすぐ前へ出ていたが、アマトと対峙していた中村の外のBKプレーヤーが引いたままで、あいだに段差ができていた。そのギャップを回り込むようにしてアマトが裏へ抜け、左についた右CTB戸室達貴へパスを放す。戸室はカバー防御に急行してきた福岡をストップ&ゴーでいなし、左コーナーへトライ。10×17となった(ゴールは不成功)。

 筑波は30分、相手スクラムをホイールし、敵陣10メートル左でマイボールスクラムを得た。1次、8−9−10−13−15の右展開で河野友がノックバックしたものの、本村がボールを拾って敵陣22メートルへ前進。ところが2フェーズ後、9−6−12と右へ回した際、亀山雄が外から一気に詰めてきた竹原のタックルを食らってノックオンしてしまった。その後、ターンオーバーの応酬で局面が二転三転。次に好機をつかんだのは筑波で、34分、ノットリリースザボールのPKにより、敵陣22メートルを越えた位置へ進出した。ラインアウトへ競りかけた大東にノックオンがあり、同位置右のスクラムで仕切り直しの筑波は8−9−13の左展開で鈴木がクラッシュしたあと、右逆目のチャンネル1を挟み、9−10−11と左へ展開。亀山宏のパスに角度を変えて走り込んできた福岡がラインブレイクした。残り7メートルの所で大東は、小山が福岡にタックル。アマトがボールへ絡もうとしたが、倒れ込んでしまった。筑波はピッチやや左でスクラムを選択する。ここで大東は、小山と右FL河野良太がボールを持ち出そうとしたbW横山大輔を潰す好守備。今度はアマトがきっちりジャッカルに入り、ノットリリースザボールのPKでハーフウェイまで地域を戻すと、ラインアウトに競りかけた筑波のノックオンにより、38分、同位置右でスクラムを得た。9−10−13の左、SO川向瑛に戸室がスイッチで入ったあと、9−4の左。ラック後方の死角からオープン側へ現われるシャドウプレーで小山のパスをもらった長谷川がゲインする。福岡のタックルを受けながら右についた河野良太へオフロードパス。残り3メートルまで肉薄したが、鈴木と亀山宏に止められ、稗田に絡まれてノットリリースザボール。惜しくも追加点はならなかった。

 結局、スコアは10×17のまま。7点リードで前半を折り返した大東は後半1分にトトライを奪う。ハーフウェイのキックキャッチが起点。途中、大きなゲインは叶わなかったが、10フェーズ目、小山が左の狭いほう、タッチ際で待つアマトにディフェンスを切る鋭いパスを放った。アマトはスライドしてきた米村を外して前進し、亀山宏のコンタクトを受けながら右へ戻すオフロードパス。そこにはいいタイミングで河野良太が現われていた。河野が左コーナーへ走り切るトライ。角度のあるコンバージョンも決まり、10×24となった。

 筑波は7分、ハーフウェイ手前のキックキャッチからフェーズを重ねた。果敢に前へ出る大東のタックルに苦しんだものの、9次、9−10−1−13−15−14の右展開で本村がゲイン。折り返しの後ろを通した左展開、9−10−12で亀山雄が詰めてきた竹原のタックルに捕らえられたが、もう1人ラッシュした大東のディフェンダーがオフサイドラインに下がり切っていなかった。このPKで8分、筑波は残り8メートルでラインアウトの絶好機。中村にスローを合わせた。手にしたボールをアマトに競りかけられ、下へ落ちたボールを左FL瀬尾優大がノックオンしたものの、相手タッチキック後の9分、筑波は敵陣22メートルのラインアウトモールを起点に攻める。この局面はファーストレシーバーからのリターンパスを2度企てるなど、前半とは若干、組み立てを変えていた。ゴール前へ迫った7フェーズ目、9−10−13の右展開で亀山宏が鈴木へショートパスを放す。しかし戸室のタックルに阻まれ、小山のジャッカルに遭ってノットリリースザボール。撤退を余儀なくされた。外側が思いっ切り詰めるアンブレラ・ディフェンスを敢行する相手に、内側でショートパスをつなぐのは有効だ。このシステムで守るチームは、意外にファーストレシーバー以外の内側に対するケアがおろそかであることが多い。ただ、ゴールラインを背にすると、大東はふつうのラッシュ・ディフェンスというか目先のトライを防ぐディフェンスに変わっていたので、ここでショートパスを使うアタックは得策でないと感じた。鈴木のフィジカルの強さに頼るのならいいけれど、相手防御に対する攻略法というのであれば、これはミドルエリアで使ったほうがいい。

 しかし、直後に大東はラインアウトを確保ミス。ルーズボールを獲得した右PR崔凌也(ちょ・るんや)が敵陣22メートル内へ突進した。2フェーズ後、9−10−13の右展開、10と13のあいだに12がデコイで入って後方へ回し、鈴木が左リターンパスで外へ向かうアングルチェンジで福岡が入るのは、筑波が得意とするパターンのアタックだった。さらに2フェーズ後、9−10−8−12−2の左展開で稗田が残り5メートルへ迫る。そして右チャンネル1を挟み、9−10の右、亀山宏がスワーブランでトイメンとの1対1を外して前へ出て、9−13−11−14の右展開でフィニッシュした。13分、外が余る形で本村が右隅へトライ。15×24(ゴールは不成功)とした筑波は15分、キックカウンターのラトゥを横山と右FL占部航典がハーフウェイ付近で止め、占部がボールに絡んでターンオーバー。左へ展開し、亀山雄が左奥へキックを蹴った。3人がチェイス。チャンス到来かと思われたが、大東は戸室がセービング。すぐに立ち上がり、チェイスを避けて自陣10メートルまでゲインした。もし戸室が捕まっていれば、ブレイクダウンの数的不利は避けられない状況。ターンオーバーされて大ピンチを迎える危険性があった。戸室の大ファインプレーといっていい。その後、パスに手を出した筑波のノックオンにより、自陣10メートル右端でスクラムを得た大東は17分、1次攻撃であっさり仕留めてくる。9−10の左で川向が右へリターンパス、捕球した竹原が左へ放し、戸室が裏へ抜けた。そして右にシャトルランのアマトがラストパスをもらって右ポスト下へトライ。この局面は川向→竹原→戸室のパスがいずれもショートパスで組織防御では守りづらく、個人の判断で止めるしかない局面だった。おまけに最初にパスを放した川向はループのダミーランで動いている。前半4分にループプレーによる小山のトライがあっただけに、筑波は浅い位置に入るリードランナーがショートパスをつないでくる攻めを読めなかったかもしれない。

 コンバージョンも決まり、15×31。筑波は20分、相手ダイレクトキックにより、敵陣22メートルを越えた位置でラインアウトのチャンスをつかんだ。ドライビングモールから9−13の左、鈴木がクラッシュしたのを皮切りに連続攻撃。ゴールラインへ迫っていったが、大東は粘り強いディフェンス。12次、筑波は残り5メートル中央で左サイドを突いた途中出場の左FL目崎啓志がダウンボールにミスし、ノックオンした。根負けといった感じだったけれども、直後のスクラムで大東がコラプシングを犯すと、筑波は横山がクイックタップで仕掛け、鈴木が左サイドへピック&ゴー。23分、中央へ捻じ込んだ。ゴールも成功し、22×31。

 残り16分で2トライを挙げれば逆転。筑波の実力をもってすれば、決してハードルは高くない。大東はエリアを意識するゲームメイクをしながら、筑波の連続攻撃に対して我慢強く守った。32分、筑波は倒れ込みのPKにより、敵陣22メートルを越えた位置でラインアウト。中村にスローを合わせたモールを押し込んだが、左タッチ際へ追い込まれてラックになったあと、近場のFWを使い、5次で右へ展開した。9−10−11−14、亀山宏の内外にリンクプレーヤーを配置してそこへ放すフリをし、外へボールを運ぶのは、SO近辺に複数のアタッカーを配置する10シェイプをもともと得意とする筑波らしい形だった。しかし7次、9−10の左で右へ短い内返しのパス、崔がボールへコンタクトされてノックオンした。後半10分にいったんチャンスが潰れた場面と同様、残り5メートルへ迫られると、もう大東は外へ展開させまいとする外詰めのディフェンスをやってこない。個人的に、ここは振り回して外のスピードランナーで勝負したほうがいいと思った。

 筑波は時間の経過とともに2トライで逆転という9点ビハインドが重くなってきた。疲労と焦りにより、ミスも出る。大東も疲れが見え始めていた。その後はお互いに決定機を創出できないまま。大東はフルタイムを迎えた40分、自陣10メートル右のスクラムから小山が歓喜のタッチキック。筑波を見事に下した。




 筑波は前半20分、残り5メートルのラインアウトでアクシデンタルオフサイドをとられた場面か、同22分に9−10−12の左展開でラインブレイクが叶ったのに亀山宏のパスがスローフォワードになった場面かのどちらかを仕留めていれば、いくらか流れが変わったと思う。全体の印象としては、外側が詰めてくる大東のディフェンスにやられたと感じる人が多いのではないだろうか。その分、大外にはスペースがある。前半10分と同17分に本村を追わせるキックパスを亀山宏が蹴ったのは理に適っていた(前者はトライへ直結、後者はキャリーバックによる5メートルスクラムの絶好機を生んだ)。同22分のスローフォワードのシーンや、同34分、9−10−11の左展開でアングルチェンジの福岡が裏へ抜けた場面は、上がってきた外側のディフェンダーの内側の肩を狙ったアタック。以上のように大東の防御システムを何度も破っているので、同じような策で後半に攻略してくるとみていたが、実際は違った。ほかにも、アタックラインを深くして飛び出してきた防御を釣り出した形を作る、ファーストレシーバーが上がって防御の裏を狙って斜め前方へ走る、先にミドルエリアでやってほしいと書いたように内側でショートパスを駆使してズラしに行くなど、いろいろやり方はある。リードされる試合展開でプレッシャーを感じているうちに柔軟な思考を欠いたのかもしれない。セットピースは優勢だったが、ブレイクダウンは今ひとつ。リアクションが大東より鈍く、人数をかけすぎるケースが散見された。ラインブレイク後、たたみかけることができなかったのは、接点に人を食われて生きたプレーヤーが少なかった影響もあったと思う。

 大東はまずディフェンスを称えたい。リーグ戦では失点が多く、時間帯による波や後半のフィットネスに課題を感じさせたけれども、今回はしぶとさを見せた。前述したように外側が一気に詰めていくディフェンスが奏功。大外のスペースには目をつぶる大胆さに、挑戦者はかくあるべしという思いを抱いた。この局面で竹原のタックルが光った。アタックについては、スクラムを起点とする、ループを軸にしたアイルランド式のオプションに好感。これで2つのトライを奪っている。また、有能なランナーが揃っているので、プレーヤーの配置でチャンスができる。アマトがスクラム時にBKラインに入ったり、連続攻撃でタッチ際にいることなどは象徴的だし、ひとたび誰かが突破すると、ほかのランナーがワシャワシャとサポートに走ってくる。個人的MOMはアマトとするが、全員で勝ち取った勝利だ。また、小山の質の高いプレーに唸った。長い距離を投げることができて正確なパス、自分で抜いていく力、タックルの強さ、攻守における局面の読み……僕は総合力でいえば小山が学生bPのSHだと思う。球さばきのテンポだけなら、小山より上という選手の名前が2人ほど浮かんでくるけれども。川向、戸室も経験を積んでプレーが安定してきた。長谷川も存在感。また、河野良が1トライを挙げたうえにハードワーク、好調さが伝わってきた。調子づくと手がつけられない感じのするチーム。激戦といわれるプールCにあって、大東が地域リーグのアドバンテージポイント0の不利を撥ね返せるか。残る慶應、同志社戦が俄然、注目カードになった。

付記 本文中、選手名の敬称は省略としました。


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